ウェブサイト改修の際にいきなり本番環境を修正するのはリスクがあります。
HTMLならまだしもPHPは少しでもソースコードを書き間違えるとブラウザが真っ白になる可能性があるからです。
そのため、まずテスト環境で問題なく表示されているかどうかを確認してから本番環境へ反映するのがベターです。
そのテスト環境をローカル環境で作成してみましょう。
サーバーにテスト環境を用意するのもありですが、ファイルを一回一回サーバーにアップロードしなくてはならないので、結構面倒です。
その点ローカル環境は自分のPCの中だけで動いているので、ファイルを保存すればそのままブラウザ確認をすることが出来ます。
今回はxamppを使ってローカル環境を構築してみます。(使用OSはWindows10です)
ノンプログラマーの方でも初心者の方でも簡単に構築が出来ちゃうのでおすすめのアプリケーションです。
目次
xamppをインストールする

Apache Friendsにアクセスします。使用OSはWindowsなので一番左のWindows向けをクリックします。
クリックするとファイルのダウンロードが始まります。ダウンロードしたインストーラーをクリックして起動させます。

PCにウィルス対策をされている方はこのようなアラートが出ますのでYesを押してください。
ざっくりとですが、「あなたはアンチウィルスを実行しているようです。場合によっては、ソフトウェアのインストールが遅くなったり、インストールが妨げられたりすることがありますが、インストールを続行しますか?」というような内容が書かれています。

そのままNextを押して次に進みます。

インストールするソフトウェアを選択出来ます。全ての項目にチェックを入れて次に進みます。
※既にインストールされているソフトウェアは選択出来ません。

インストール先のフォルダ選択画面になります。これもそのままの状態でNextを押して次に進みます。

BitNamiという別のアプリケーションの紹介なので、この部分はチェックを外して次に進みます。

最後にインストールしていいか聞かれるので、Nextを押します。そうするとインストールが始まります。

インストールが完了するとこのように表示されます。すぐxamppを立ち上げたい方はこのチェックボックスにチェックを入れてください。
これでxamppのインストールは完了です。
xamppの簡単な仕組み
スタートメニューからxamppを立ち上げます。
※私のPCではデフォルトのポート番号が既に使われていたので、ポート番号を変更しました。

立ち上げるとこのような画面が表示されます。これだけではブラウザで確認は出来ません。

ApacheとMySQLのStartボタンを押してください。
問題なければそれぞれの文字背景が緑色になります。これでブラウザ確認が出来るようになります。
実際にファイルを入れるディレクトリですが C:¥xampp の中の、htdocsにファイルを入れてください。
MySQLのパスワードを変更する
xamppは初心者でも簡単に導入出来る仮想環境なだけにセキュリティは高くないと耳にしたことがあります。
なので、安全性を高めるためにパスワードの設定をしましょう。
phpMyAdmin側のパスワード変更

http://localhost:ポート番号/phpmyadmin/を開き、User Accountsをクリックします。

root localhostのEdit Privilegesをクリックします。

パスワードを変更するをクリックします。

任意のパスワードを2回入力します。
実行ボタンを押すとパスワード変更が完了しました。
ファイル側のパスワード変更
C:\xampp\phpMyAdminのconfig.inc.phpを開きます。
21行目辺りの$cfg[‘Servers’][$i][‘password’] = ””;の値が空になっているのでphpMyAdminで登録したパスワードを追記します。
これでパスワード設定が完了しました。