楽天市場で商品を販売する際にもっとも重要になるのが商品名です。
楽天市場内のSEOにも影響しますし、商品一覧で数多あるライバルとの差を強調できるのも商品名です。
ポイント変倍、期間限定クーポン、セールなど実施している場合、ライバルとの違いを強調するのに手っ取り早い方法として商品名の先頭にテキストを入れる対応をしているショップが多いのもそのためです。
売上をアップするためには楽天の細かい施策に合わせて商品名を変更していきたいところですが、これがなかなか大変です。
運用している人にとっては施策だらけで忙しい中、バナーはタイマー等で準備できても商品名の一括変更までは手が回らないという話をよく聞きます。
しかも楽天市場は商品名が127文字と決まっているため、せっかく商品名の先頭に訴求ポイントを入れても127文字を超えているためエラーになってしまいなかなか更新できない、という人も多いのではないでしょうか?
そんな頻繁に実施される楽天市場の施策に合わせて商品名を変更するときに便利なのがLENB関数です!
LENB関数の具体的な使い方
まず、商品名の先頭に追加する文字を決めます。ポイント10倍を実施するなら【期間限定!ポイント10倍】などの文字が良いでしょう。
一時的な値下げであれば【期間限定タイムセール】というような文字を使います。このあたりは各ショップが工夫した文字を入れているので楽天市場の商品自体を参考にすればOKです。
次に、その文字列を商品名の先頭に入れていきます。ここはシンプルに追加する文字列&商品名を数式で繋げばOKです。
一つ注意してほしいのが、追加する文字の後ろに半角スペースを入れることです。
半角スペースを入れ忘れると前後の文字がつながった文字列になり楽天市場のSEO的に良くない影響があるためです。実際にすべての商品で計測したわけではないですが、訴求する文字と実際の商品名の間に半角スペースを入れ忘れると、実際の商品名で取れていた流入が減った商品がありました。
追加する文字の後ろに半角スペースを入れて&で繋げば問題なしです。
次は&で繋いだ文字列をLENB関数でカウントするのですが、LENBは半角数字の数を返すので割り算を追加する必要があります。
具体的には以下のような書き方をしましょう。
=lenb(文字列)/2
この関数の結果が127以下であればRMSにアップロードしてもエラーにはなりません。
関数の結果を値貼り付けして降順で並び替えればより作業がしやすくなります。
いろいろな施策パターンで使える
更新前のCSVは保存しておいて、一旦このやり方をマスターすれば先頭の文字を変更するだけで様々な施策に対応できるようになります。
この施策のときはこの文字列、というふうに決めておけばエクセルを少し触れるくらいのスキルの人でも簡単に変更できます。
新卒や初心者の方に作業させるにもちょうど良いのでそういう方が身近にいればぜひ練習がてら作業をしてもらうのが良いです。
このやり方はヤフーショッピングでも使えます。
ヤフーショッピングは全角75文字なので、先程の関数の結果が75以下になるよう調整すればよいだけです。
ポイント10倍のバナーをつくる時間がなかったりサムネイルに10倍の画像を差し込む手間が惜しいときにさくっと一括更新できるのでぜひLENB関数をお試しください。事前にエラーが回避できるので作業効率が良くなります。