楽天市場の商品詳細ページに全商品一律でクーポンバナーやおすすめアイテムを表示させたいと考えたことはないでしょうか?
商品詳細ページで商品を説明する画像などの前に購買意欲を刺激するバナーや商品を設置できれば売上アップに貢献できます。
EC-UPなど商品詳細ページの更新に特化したツールがあれば楽に更新できますが、有料であることが大半で、売上が大きくなかったり、立ち上げたばかりのショップだとそこまで費用をかけられないですよね。
そこで!この記事では楽天市場で商品情報の更新に利用する「item.csv」を使って商品詳細ページに一括でクーポンバナーやおすすめアイテムを表示させ、かつ不要になっても一括で削除する方法をご紹介します。
スタートしたばかりのショップや少しでも売上げアップの工夫をしたいと考えている運用担当者の方の参考になれば幸いです。
商品説明文の前後いずれかに追加する方法
まず、商品詳細ページに画像やテキストをあとから一括で追加する方法をご説明します。まずは追加するHTMLを用意するところからはじめましょう。
下記のように、画像とリンクが記載されたHTMLを例にします。若干HTMLの知識があることを前提に説明を記載しますのでご了承ください。
<table bgcolor="#fff" border="0" width="100%"> <tbody> <tr> <td> <a href="リンクURL" target="_blank" rel="noopener"> <img src="画像URL" alt="" width="100%"> </a> </td> </tr> </tbody> </table>
HTMLを追加するCSVの項目は、PCの場合「PC用商品説明文」、スマホの場合「スマートフォン用商品説明文」が対象箇所となります。仮に先頭に表示させるとして、用意したHTMLを「&」を使って結合し説明文を完成させます。
結合せずに一個一個HTMLを追加するなんてゾッとしますね。時間は有限。そんなナンセンスなことはやめましょう!
HTMLを追加したCSVをRibraryなどのFTPソフトでアップロードすれば簡単に挿入作業は終わりますがここで注意点が一つ。
HTMLの最後にコメントを入れることを忘れないようにしてください。例えば<!– クーポンバナーここまで –>のようなコメントを入れます。これは絶対に一律で同じ記載として変更しないようにしてください!
このあと削除するために利用する重要なキーになります。HTMLのコメントはCSV内に記載しても商品詳細ページでは表示されないのでご安心ください。
追加したHTMLを一括削除する方法
結論から書くと「ワイルドカード」を使って追加したHTMLを削除(一括置換)します。
方法はいたって簡単。
クーポンなどのHTMLを追加した状態のCSVから「PC用商品説明文」、スマホ「スマートフォン用商品説明文」に対して一括置換をするだけです。
検索する文字列には「*<!– クーポンバナーここまで –>」と記載し、置換後の文字列は何も記載しません。
これですべて置換を押したら削除完了です。
すごく簡単。
追加したHTMLを説明文の後ろに入れていた場合は「<!– クーポンバナーはここから –>*」とします。するとコメントを含めた以降の文章を一括で削除することができます。
このように削除するコメントをしっかり残しておかないと一括置換できなくなるので注意が必要です。
このやり方を駆使すれば、好きなタイミングでクーポンバナーを設置したり、季節に合わせた商品レコメンドを表示させるということが自由にできるようになります!
簡単なのでぜひチャレンジしてみてください。